イントラマートとは?業務効率化を実現するプラットフォームをわかりやすく解説

イントラマートは、業務効率化や生産性の向上を支援するプラットフォームです。イントラマートを導入すると、業務プロセスの可視化や自動化を推進できます。また、ローコード開発機能を活用することで、ゼロベースからの開発も直感的に行えます。本記事では、イントラマートとは何かといった基本知識から導入するメリットまで解説します。デジタル技術を有効活用して、自社の利益向上にお役立てください。

イントラマートとは?

intra-mart(以下、イントラマート)とは、NTTデータ イントラマート社が提供する統合型プラットフォームです。イントラマートを導入すると、企業内のさまざまな業務システムを同一基盤上に集約できるため、作業プロセスの効率化や最適化が可能となります。

イントラマートはクラウド、オンプレミスの両方に対応していることから、業務システムやアプリケーションの構築場所を問わず、シームレスな運用が可能です。

イントラマートは、ドラッグアンドドロップ等の簡単な操作でプログラミングを行える、ローコード開発ツールでもあります。イントラマートはローコード開発ツールの中で「BPM/ワークフロー型」に分類され、汎用性の高さが魅力です。プログラミングスキルのない従業員が業務アプリケーションを作成する際には、ローコード開発機能を利用しましょう。

なお、IT部門の従業員は、JavaやJavaScript等の言語を使用して、ローコード開発で対応できない高度なシステムやアプリケーションの構築が可能です。

      イントラマートにできること

      業務の自動化や情報の一元管理等、イントラマートの活用事例を紹介します。活用イメージを明確にして、自社に必要であるかを見極めてください。

      • 業務の自動化


        イントラマートは、部署単位で分断されている多様な業務プロセスを整理して、継続的に改善をめざすBPM(ビジネスプロセス管理)ツールとして機能します。全体像を把握した上でワークフローを自動化することで、業務の効率化が図れます。

        デジタル技術との統合により、業務プロセスの完全自動化をサポートする機能がイントラマートには多数用意されています。複雑な手作業を伴う業務を自動化することで、大幅な生産性の向上が可能です。

      • 情報の一元管理


        イントラマートは、文書管理システム機能があるため、社内の各所に点在する重要書類の一元管理が可能です。イントラマートには、保管された書類の管理状況を可視化する機能もあります。組織や役職に応じた権限を文書ごとに設定すれば、社内ルールに沿った厳密な管理が実現可能です。

        さらに、開発で使用する用語やメタデータ等を統合的に管理する機能もあります。用語やメタデータを変更する際には一覧表示される影響範囲を確認できるため、必要な作業を簡単に特定できます。用語やメタデータ等を統合的に管理すると、開発プロジェクトに参加する従業員のコミュニケーションを円滑化でき、認識の齟齬によるミスも生じにくくなり、開発制度の向上に期待できます。

      • 基幹フロントシステムの構築


        イントラマートは、全社で使用するシステムの共通基盤として利用が可能です。基幹システムや基幹フロントシステムをイントラマート上に構築すれば、システム同士の連携がスムーズになります。

        イントラマート上に構築したシステムは、外部システムとの連携も容易にできます。たとえば、ERPの必要データをイントラマートのデータベースに保存し、投入する運用が可能です。

        イントラマートのローコード開発機能を活用すると、プログラミングの知識がない従業員でも、業務効率化に必要なシステムやアプリケーションを構築できます。開発プロセスを標準化して、コードの再利用性を高められる点はメリットです。また、ローコード開発では事前に用意された機能を利用して開発を進めることから、バグの発生リスクも軽減でき、作業効率の低下の回避につながります。

          イントラマートの使い方

          イントラマートは簡単な操作で、ワークフローの設定やテンプレートを活用した業務アプリケーションの構築を行えます。ローコード開発機能を活用すると、自社の業務変化に合わせた柔軟な対応ができるため、円滑に開発を進められます。

          以下では、システムやアプリケーションを構築する際の基本手順やダッシュボードとしての活用法を紹介します。

          • ワークフローの設定


            イントラマートでは、部署やプロジェクトに応じたワークフローを構築して自動化が可能です。たとえば、ワークフロー機能を活用して承認プロセスを自動化した場合、意思決定の迅速化を図れます。

            イントラマートでワークフローを構築する際には、基本的に「フローの定義」と呼ばれる作業を行い、処理内容や順序を設定する必要があります。

            フローの定義は、コンテンツ定義とルート定義の組み合わせです。コンテンツ定義では、ワークフローの処理で使用する画面、ユーザプログラム、メッセージ、ルール等の設定をし、フロー定義では、ワークフローのルート、参照者等の設定をします。コンテンツ定義とルート定義の設定情報を変更すれば、同様の手順で無数のワークフローの構築が可能です。

          • テンプレートの活用


            イントラマートには、勤怠管理、顧客管理、タスク管理といった主要業務に対応できるテンプレートが用意されています。作成したい業務アプリケーションに適したテンプレートを選択すると、基本の処理と画面のベースが構築されます。自社の要求仕様に応じ必要な情報を入力するだけで、アプリケーションの構築が可能です。

            入力すべき項目の内容がわからない場合には、クエスチョンマークのアイコンをクリックすると、詳細な説明が表示されます。説明を確認しつつ作業すれば、アプリケーションの構築を効率よく進められます。

          • ローコード開発ツールの活用


            イントラマートのテンプレート選択画面で「空のアプリケーション」を指定すると、ゼロベースからの開発が可能です。

            ローコード開発機能を活用すると、ドラッグアンドドロップでパーツを移動させるプログラミング知識不要で作業を進められます。ローコード開発機能を活用して作成したアプリケーションは、運用中に変更が生じた際の修正も容易です。作成した際と同様、ブラウザ上の簡単な操作で修正できます。

          • ダッシュボードで業務状況を可視化


            イントラマートでは、ログインして最初に表示されるポータル画面をダッシュボードとして活用できます。作業の進捗状況を表示させると、業務状況を可視化でき、リアルタイムで情報を把握できます。

            ポータル画面に表示させる情報は、ポートレット管理機能でカスタマイズ可能です。全社単位や組織単位のダッシュボードが作成でき、自社のKPIや業務指標を事前に登録しておけば、経営判断に役立つ情報の把握がスムーズです。

            ポータル画面に表示させる情報は、管理者により従業員自身にカスタマイズさせない設定も行えます。従業員によるカスタマイズを禁止すれば、全社で共有したい情報を表示する場所としてポータル画面の活用が可能です。

                まとめ

                イントラマートは、業務プロセスの完全自動化や円滑なシステム開発を助ける有益なプラットフォームです。業務自動化のサポート機能や、ソフトウェア開発の効率化を促進する機能を多数備えているため、イントラマートの導入をぜひ検討してください。

                エクシオ・デジタルソリューションズでは、イントラマート社の認定資格を保持する技術者が、導入から運用の定着までを徹底サポートします。イントラマートによる業務効率化をめざす際にはご相談ください。
                失敗しないプロジェクト管理 成功のカギと導入のポイント」では、イントラマートを活用した具体的なプロジェクト管理ソリューションについて詳しく解説しています。イントラマートの導入を検討されている方は、ぜひこちらの資料をご覧ください。

                ご参考資料:「失敗しないプロジェクト管理 成功のカギと導入のポイント


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                2025/02/19 | カテゴリ:アプリケーション・実⾏基盤

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