ServiceNowで契約業務を効率化!CloudSign連携で実現する契約DX

「脱ハンコ」を掲げて電子契約サービスを導入したものの、現場から「業務が楽にならない」「かえって手間が増えた」という声が上がるケースも少なくありません。
便利なツールを入れたはずなのに、契約データの二重入力、承認状況のメール確認、締結後の管理台帳への手動転記といった、前後のアナログ作業に追われていては本末転倒です。
本記事では、単なる「点」の電子化にとどまらない、申請から保管までをシームレスにつなぐ真の業務改善への道筋を解説します。


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電子契約サービス導入後、多くの企業で起きている「次の悩み」

電子契約サービスの導入により「脱ハンコ」は実現したものの、期待したほど現場の業務負荷が軽減されず、むしろ新たな非効率が生じている企業は少なくありません。実際の現場では、押印以外の工程において、以下のようなアナログな作業が残存しています。

●  社内の稟議・承認は、従来通りExcelやメール、あるいは別のワークフローシステムで行われている。
●  承認が完了したあと、担当者がその情報を電子契約サービスへ手作業で転記・登録してから送信している。
●  契約条件や版数が変更されるたびに、社内稟議の内容と契約書を目視で突き合わせる確認作業が発生している。

押印作業自体はなくなったものの、情報の再入力やシステム間の整合性確認といった新たな手間が発生しており、業務全体で見ると効率化の効果を実感しにくい状況に陥っているのが実情です。

なぜ「業務全体として変わっていない」と感じるのか

前章で挙げたような手作業が、なぜ最新のツールを導入してもなくならないのでしょうか。その理由は、個人のスキルや運用の慣れといった表面的な問題ではなく、業務プロセス自体が抱える構造的な欠陥にあります。

多くの企業が陥りがちな見えない壁の正体を、3つの視点から紐解いていきます。

  1.  電子化の対象が「締結」だけに限定されている


    多くの企業において、電子契約サービスの導入は「点」の改善にとどまっており、契約業務全体の電子化には至っていません。

    本来、契約業務は「申請・承認・締結・管理」という一連の流れで構成されますが、電子契約サービスが担うのは「締結」という特定のステップのみです。社内稟議や承認プロセスに既存のExcelやメール、あるいは別システムを残したまま、最後の「ハンコを押す」工程だけをデジタルに置き換えるケースが多く見られます。

    これでは、前後の工程に潜む待ち時間や作業負担を解消することはできません。

  2. 申請・承認・締結が「同じ基盤で連動していない」


    社内での承認プロセスと対外的な締結プロセスがシステム的に分断されているため、データが自動で引き継がれず、非効率な手作業が発生しています。

    社内で承認された案件であっても、電子契約サービス上で契約書を送信する際には、担当者が相手方情報や契約条件を再度手入力しなければなりません。これにより、転記ミスのリスクが生じるほか、申請内容と契約書面の整合性を目視で突き合わせる確認作業も発生します。

    プロセスの分断は、情報連携の遅延や担当者の作業負荷増大を招き、スムーズな契約締結を阻害する要因となります。

  3. 契約に関わる情報がプロセス全体で一元管理されていない


    申請・承認・締結・保管の各フェーズで異なるツールを使用している場合、契約に関連するステータス情報や成果物が複数の場所に散在し、一元的な管理や追跡が困難になります。

    契約の最新状態を確認するために、複数のシステムへログインしたり、担当者へ問い合わせたりする手間が発生します。

    さらに締結完了後も、契約書PDFをダウンロードして手動で社内の文書管理システムへ格納し直すといった二度手間が生じているのが実情です。

電子契約を「業務全体で活かす」ための再設計の考え方

ここまで見てきたように、電子契約を業務として機能させるためには、個々のツールをつなぐのではなく、契約業務全体を統合・可視化する「共通の業務基盤」を中心に据えた再設計が不可欠です。

この考え方を具体的な仕組みとして実装する手段の一つが、「ServiceNow」と「CloudSign(クラウドサイン)」を組み合わせた業務プロセス設計です。

  1. 業務プロセス全体の共通基盤としてのServiceNowの役割


    ServiceNowは、エンドツーエンド(E2E)のデジタルワークフローを実現するクラウドプラットフォームです。

    契約業務の再設計においては、ServiceNowを業務プロセス全体を統合・制御する「司令塔(ハブ)」として位置づけることが重要です。申請・承認・締結・保管の各フェーズで分断されていた業務をServiceNowという一つの基盤上に集約することで、データの流れを一本化します。

    ServiceNowが各システムの「仲介役」を果たすため、担当者は複数のシステムを行き来し、データを再入力する手間から解放されます。

  2. CloudSignは「締結専用ツール」ではなく、業務フローの一部として機能させる


    CloudSignは、契約の締結から管理までをデジタルで完結させる契約マネジメントプラットフォームです。

    CloudSignを独立した電子契約システムとして扱うのではなく、一連の業務フローの中に組み込まれた「締結機能パーツ」として機能させます。

    具体的には、ServiceNow上で社内決裁が完了したタイミングをトリガーとして、自動的にCloudSignの機能が呼び出され、相手方への署名依頼が送信される仕組みを構築します。CloudSignを業務フローの一部として組み込むことで、人手による介入を最小化し、プロセス全体の自動化・効率化を実現可能です。

  3. ServiceNow×CloudSignで実現する「申請から締結までの一気通貫」


    ServiceNowとCloudSignの連携により、申請から保管まで断絶がない「一気通貫」の業務フローが実現します。

    具体的には、以下のように一連のプロセスが自動化されます。

    ●【申請・社内承認】起案者がServiceNowから申請し、決裁者はそのまま承認を行う。
    ●【自動連携・署名依頼】承認完了と同時にデータが連携され、取引先へ署名依頼メールが自動送信される。
    ●【締結・自動保管】署名完了後、その通知と締結済みPDFファイルが自動でServiceNowへ同期される。さらに、Boxなどの文書管理システムへも自動格納・紐づけされる。
    ●【進捗可視化】担当者は「社内承認中」「相手方確認中」といったステータスをServiceNow上でリアルタイムに把握できる。

    一連の流れが自動化されることで、契約締結までのリードタイムは大幅に短縮され、担当者の事務負担も劇的に軽減されます。


関連サイト: 脱ハンコ ソリューションのサービスサイト

まとめ

エクシオ・デジタルソリューションズ(EDS)では、ServiceNowとCloudSignの連携を前提とした設計・実装を数多く手がけてきた実績があり、既存環境を活かした柔軟な連携構築が可能です。

すでにServiceNowやBoxなどの文書管理サービスを運用している場合でも、既存のIT資産を無駄にすることなく、必要な機能の追加・拡張によってプロセス全体の最適化を実現できます。

「どこから手をつけるべきか」「どの契約パターンから始めるか」といった検討の初期段階から、お客様の課題を整理し、具現化に向けて伴走いたします。契約業務のDXに関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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2026/04/03 | カテゴリ:ServiceNow

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